デッキについて考える vol.4


以前に「ウィニー」をピックアップして紹介しましたので、
今回は中速デッキを詳しく紹介したいと思います。
まずは、今の環境で活躍しているデッキから。


青単中速

5国力までのユニットと、キャラクター。優秀なドローコマンドをいれて作られたデッキです。
ユニットは、「Zガンダム(ロングビームサーベル装備時)」
「ガンダム(ハイパー・ハンマー装備)」「ガンダム試作1号機フルバーニアン」など、
優秀どころがそろっていますので、便利なことこの上なし。
ドローコマンドも、「急ごしらえ」「政治特権」「海」など、優秀なコマンドがそろっています。
特に「急ごしらえ」はウィニーでも使えるカードですので、やはり強いです。
回復カードも、「決戦前夜」「海」が最近のデッキには入ってきており、
強さはいっそう向上したと思われます。

タイプは、「高機動で攻めるタイプ」と
「V2ガンダムのマルチプルを使用したタイプ」に分類されます。
前者は早い段階からダメージを与えることができ、ウィニーにもある程度の耐性があります。
後者はとにかくV2のマルチプルを使って、勝負を有利に進めるデッキです。
どちらも早い段階からユニットを出す必要があり、
前者は「ガンダム試作1号機フルバーニアン」
後者は「V2ガンダム(11弾)」が、それにあたります。

このデッキとあたった場合の対処法として、
どちらのデッキにも「Zガンダム(ロングビームサーベル装備)」(以下ロンビZ)が入っているので、
ダメージを考えながら戦っていかないといけません。
ロンビZはゲームを終わらせるだけの威力を持ったカードですから、
一歩間違えば、返り討ちにあってしまいます。
具体的な対処法としては、大ダメージをできるだけ与えず、
こちらもあまり本国を削られすぎないようにしましょう。
中途半端にダメージを与えると、一気にパンプされてしまい、勝負が決まってしまいます。
こちらが本国を削られすぎると、そのまま手札を使ってパンプしてきますので、やはり危険です。

また、ロンビZと回復封じの対策になりますが、捨て山を廃棄するのも有効です。
茶の「宝物投棄」「トンズラ」や、黒の「因縁の鎖」などがいい例です。
とにかく、必ずマークしておいたほうがいいでしょう。


黒単中速

最近流行の中速と言えば、このデッキです。
11弾で「ハンブラビ(ヤザン・ゲーブル機)」(以下ヤザン機)や、
ゴトラタン「メガビームキャノン装備時」(以下MBC)などが登場したからです。
青単中速に勝るとも劣らない勢いで、使用者が増えています。

このデッキの醍醐味は、やはり「破壊」にあるでしょう。
MBCでユニットやキャラを破壊したかと思えば、誘爆でGを破壊してくる。
手札に温存しておけば、ヤザン機で手札を捨てさせられる。
どないしたらえ〜ねん、てなもんです。

基本的な対策として、早い段階で勝負をつけてしまうのがいいでしょう。
となると、勝てるデッキはウィニーだけ、みたいな書き方になってしまいますが、
実際黒単中速に普通に展開されてしまうと、まったく身動きが取れなくなります。

そんな黒単中速にも弱点があります。
それは、ドローソースの少なさです。
黒は、BB2環境で「武力による統制」が入ってくるまで、ほとんど使用者はいませんでした。
それは、ドローソースと回復カードが無かったからです。
黒単中速の場合、ちゃんとGがくれば、ドローソースはあまり必要ないのですが、
今までは回復する術が無く、どうがんばってもウィニーには歯が立ちませんでした。
しかし、「武力による統制」のおかげで、回復ができるようになり、
ドローソースも、「御しえぬ野心」「タシロの賭け」が加わり、
相手にアドバンテージを与えることも少ない状態で
デッキを組むことができるようになりました。

しかし、裏を返せば、ドローソースがオペレーションだけと言うのは、かなり不安です。
いつでも破壊される恐れを抱えて、プレイしていかないといけないからです。
現在の環境では、オペレーション破壊はメインから入ってくる要素です。
展開が遅いデッキにドローソースが無いとなると、
ドラフト並みの展開力しか持たないことになります。
ですから、黒単中速は万能ではないのです。

しかしながら、強いことには変わりないので要注意デッキではあります。
これから黒単中速を使おうと思っている方は、
事故の少ない状態で戦える構築にすることをお勧めします。


緑単中速

10弾環境で台頭した「アプサラスデッキ」。
これが、いわば緑単中速に当たります。
早い段階でゲルググ(ジョニーライデン機)や、ギャン・クリーガーをプレイし、場のユニットを充実。
ウィニーユニットなどが牽制しあったところで、アプサラスが降臨。
更に、換装してアプサラスVになり、場の4国力以下のユニットを破壊しつくす。
書いていくだけで、とんでもないデッキですね。

序盤を耐えるカードとして、「震える山」「黒い三連星」などがあり、
緑の特徴でもある「ダメージコマンド」は健在です。
しかも、震える山に至っては使い回しができるので、何度でもプレイすることができ、
たとえカウンターされても、痛くも痒くもありません。
手札の消費も、相手がプレイを了承した後に決められる要素なので、心配の必要はありません。

しかし、こんなに強そうに聞こえるデッキにも弱点はあります。
ドローソースと、回復カードです。
ドローソースは、コマンドでは全くなく、
オペレーションの「ジオン十字勲章」くらいではないでしょうか。
回復カードに至っては、全くありません。
似非回復(?)のデギン・ソド・ザビ(A編)以外は、ゼロです。はい。

パワーはあるのですが、それを十分発揮できずに負けていくこともよくあり、
上位に食い込んでくるのは、それほど多くありません。
ドローユニットを多めに入れ、何とか回転をあげてはいますが、それにも限界はあります。
コマンドに頼りたいところを、ユニットのキャントリップ効果で補うのは、やはりつらいものです。
新しい環境になって、ドローソースが登場すれば、緑単中速も脚光を浴びるでしょう。


終わりに

とりあえず、3色分だけ紹介させていただきました。
独断と偏見でいろんなことを言いましたが、
実際に大会に参加し、自ら収拾したデータを基に書かせていただきました。
参考になるかどうか分かりませんが、
中速デッキを作ろうと思っている方は、読んでみて損は無いと思います。


著者:晋・アシャー





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