| サイドボードはどう作る? |
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1 はじめに 最近は、ガンダムウォーを取り扱うショップも増え、SCS(ショップチャンピオンシップ)に参加する人も増えている。 しかし、大会会場で見かけるのが 「サイドボードを作っていないデッキで大会に出る」 人がいるということだ。 ありあわせのカードで作ったデッキで大会に出るというのであればそういうこともあるだろう。 でも、せっかく大会に出るのだから、自分のデッキのサイドボードを作っていてもいいと思う。 今回は、サイドボードの重要性と、私なりの作成方法をコラムとして書きたいと思う。 2 重要性 ガンダムウォーの大会に数多く出ている人なら、「メタ」という言葉を聴いたことがあるだろう。 以前のコラムでも紹介したことがあるが、ここで改めて紹介しよう。 「メタ」とは 現在のトーナメント環境で流行しているデッキ、またはそれの対策 の事を指す。 トーナメント環境で主流になっているデッキをメタデッキといい、メタデッキの対策をすることを「メタる」という。 メタデッキは、今の環境(14弾環境)でいえば カウンターΞ、青単中速、緑ウィニーetc などであろうか。 そして、メタを把握した上で自分のデッキを決めていくわけだが、ここで問題が生じる。 その問題とは カウンターとウィニーを同時にメタるのは難しい ということだ。 そこで生きてくるのが「サイドボード」である。 サイドボードは、ガンダムウォーの大会形式に多く採用されている「3本勝負」によって生きてくる。 もし、自分がカウンターΞを使っていたとして、対戦相手が「緑ウィニー」だった場合、 50枚のデッキだけでは対処しきれないことがほとんどである。 しかし、これが60枚だったらどうだろう。 緑ウィニーのときにしか役に立たないカードでも、サイドボードに入れておき、 後でデッキのカードと入れ替えれば、対処できる可能性が出てくる。 0%を20%くらいにまで引き上げることができれば、勝負を有利に運ぶこともできるということだ。 また、大会では、サイドボードのないデッキというだけである程度デッキが読めてしまうこともある。 主に、ウィニー系のデッキになることがほとんどだろう。 少し堅苦しく書いたが、要は「サイドボードが無いと相手に対処できないことが多い」ということだ。 3 作成方法(基本) 上でサイドボードの重要性について書いてきたが、では実際にどうやって作ればいいのか。 まずは、がむしゃらに10枚のカードを放り込むより「メタの情報を仕入れる」ことが肝要である。 今まで1回もSCSに行った事が無いという人は、ネットの掲示板などで情報を仕入れるといいだろう。 「○○の辺りのメタを知っている方は教えてください」などと書き込んでみると、意外と簡単に仕入れられる情報である。 さて、自分の地域をメタを仕入れたら、今度はそれの対策カードをサイドボードに入れていく作業に入る。 もし、カウンターなど赤が主流であるならば、カウンターデッキにほとんど入っている「コスモ・バビロン」を どうにか破壊・もしくは場から離れさせる効果を持つカードを入れていくといいだろう。 逆に、ウィニーが主流であるならば、低国力ユニットをまとめて破壊できるカードを入れていくといい。 それぞれの対策カードについては、以前のコラムで紹介しているので、その辺りを参考にして欲しい。 以上が、基本的なサイドボードの構築法である。 4 作成方法(応用) 基本にある程度慣れ、大会にも頻繁に参加するようになると稀に 「1戦目と2戦目でデッキが違う」などという光景を目の当たりにするかもしれない。 実は、サイドボードにはこういった使い方もあるのだ。 10枚の対策カードを入れられるスペースがあるということは、 裏を返せば「10枚の余分なスロットで対策がとりにくいデッキを作る」こともできるのである。 もっと簡単に言うと「10枚入れ替えれば、デッキのタイプが変わる」ものを作ってしまうこともできるのである。 ここで1つ、「タイプを変えられるデッキ」を紹介しよう。 メインボードは赤茶タッチ緑の「ターンXギレン」。しかしサイドに 武器供与 3 ハイヒール 3 アクシズからの使者 2 A.W. 2 を入れると、あっという間に「武器供与デッキ」に早変わりするのだ。 面白い構築だと思った人は、かなりのコンボ好きと見たがいかがだろうか?? この種のサイドボードにするメリットは「相手のサイドボードからの対策を採らせにくい」ことにある。 しかし、デメリットもある。 こういったサイドボードが作れるデッキの場合のほとんどが「赤か茶色混じり」であるということにある。 赤と茶色の共通の欠点として、「場にあるカードを除去しにくい」ことが挙げられる。 しかも、混色のデッキがほとんどだと思うので、赤も茶色も自分の特性を活かしにくい。 よって、「場のカードの除去が不得手であったり、コンボの主軸を潰されると身動きが取れなくなる」ことが最大のデメリットであろう。 そうされないためにも、デッキ構築の段階から相当の工夫と努力が必要となることは確かである。 5 おわりに たった10枚のカードに様々な可能性が見出せる。 サイドボードの作成は、そういった楽しみもある。 このコラムを読まれた方なら、同盟員のチャンプの名言が分かるかもしれない。 「デッキはサイドから」 この言葉で、このコラムを締めたいと思う。 著者:晋・アシャー |